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• 金曜日, 1月 21st, 2011

平成19年度、福知山市では「元気!アップ教室 しっかりスリムコース」と銘打って「ヘルスアップ事業」にチャレンジした(京都府ではニ市町村)。

今年度は平成20年度からはじまる「特定保健指導事業」を見据えての特定プレ事業ともなった。前年のヘルスアップの内容とは大きな変更があった。

「メタボリックシンドローム」の改善が一番の目標、目的である。内臓脂肪を減らして生活習慣病を防ごうという意図である。

お腹周りが男性85センチメートル、女性90センチという数値は、毎日の生活でも会話の中に飛び交うようになっている。
「あなたメタボ?」「いやいや大丈夫ですよ?!」
「食べすぎ、呑みすぎ、運動不足かも?」
「まだ煙草は喫っていますか?」
「血圧は高くないですか?」

福知山市の計画は
①開講式(メタボについて講演会)
②一人30分程度の個別面接
③運動の実践と栄養の教室
④一人30分程度の個別面接
⑤閉講式(結果発表と講習会)
⑥フォローアップ教室

10月23日(火)から翌年3月11日(火)までの長い長い事業だった。健診の結果、メタボだと判断された人から30人の希望者を募った。

さいわい、実力ある先生方が、参加者のみなさんを楽しく、面白く、魅力のある講義・実技で、指導してくださった。好評だった。

問題点はいろいろとある。
①受診率をどうやってアップさせるか
②参加者(希望者)が増える手法の開発
③継続させるプログラムの開発
④効果をあげる手法の開発
⑤リバウンドさせないためのノウハウ
⑥服薬者(とても多い)の対策

せっかく6ヶ月後にいい結果がでたのに、【事業】が終ってしまうと、元の生活習慣に戻り、一年後の健診でリバウンドしていたら、力が抜けてしまう。

今回のフォローアップ事業は、リバウンドしないための教室である。

会場は、由良川のほとりにあった

福知山市民体育館である。由良川の土手の下に円いドーム型の建物がある。その体育館の傍らには野球場があって、高校生が練習に汗を流している。

目が合うと「こんにちは」と大きな声で、見知らぬ男にも挨拶してくれるのがうれしい。そうそう、人は礼儀からはじまるのですよ。殺人や若者たちの非行がマスコミをにぎわしているが、こんなにマナーを守って、たった一球の白いボールをネコのように追いかけている者もいるのだなと妙に感心した。

由良川には緑をつけはじめた灌木があり、竹林があり、犬をつれた散歩者もいて、鶯までホーホケキョと鳴いていた。

Category: 京都府, 紀行文
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