世界中が、混沌として、不安の波に晒され、暗い時代の影を曳いている。
だからこそ、人間は、原点に戻って、生きるために必要なものを、点検すべきだと思う。
誰でもが、実行できて簡単だが、根源的な行為がいい。
 1. 歩く
 2. 笑う
 3. 考える
私は、元気に生きる為には、この3つのことを実行すれば充分だと思う。

私たちは過去(どこ)から来たのか
私たちは今現在(どこ)を歩いているのか
私たちはこれから未来(どこ)へ行くのか
そして、何者なのか
決して、それらの問いと疑問を手離さずに、生きてみればいいのだ。

誰も、宇宙にとって、自分自身が何者であるのか、明確な答えなど持ってはいまい。
それでも、宇宙のある一点を通過している存在であることだけは確かだ。
なぜなら、そう考えている自分が、現に歩いているからだ。
いつまでも、「私」という不思議を生きている私がいる。そのことを自体が驚愕すべき現象なのだ。

 

重田昇(しげたのぼる)
■昭和22年 徳島県海部郡宍喰町に生まれる。
■昭和41年 徳島県立海南高等学校卒業。
■昭和45年 早稲田大学卒業。
         在学中より小説を書き始める。同人雑誌「あくた」・「歩行」・「早稲田文学」等に発表。
■昭和47年 長編小説「風の貌」を(株)三交社より出版。
■昭和61年 株式会社現代けんこう出版を設立。代表取締役に就任。
■平成03年 「ビックバンの風に吹かれて」を(株)沖積社より出版。
         「詩と思想」他」、多数に小説・エッセイ等作品掲載。
■平成06年 「死の種子」を(株)情報センター出版局より出版。
■平成13年 「○△□」を(株)情報センター出版局より出版。
■平成14年 株式会社元気21総合研究所設立。代表取締役に就任。
■平成20年 9月 株式会社現代けんこう出版 代表取締役社長を辞任。22年の経営者生活にピリオド。
         腰を据えて、本格的に作家生活に入る。
■平成20年 12月 重田昇作品集「歩いて、笑って、考える」を図書新聞より出版。