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• 水曜日, 7月 16th, 2014

ニンゲンには、おびただしいものがやってくる。
事象であれ現象であれ、毎日毎日いや毎秒毎秒やってくるものがある。放っておけば、数秒で、数時間で、数日で消えてしまうものたちが大半である。

(私)は、やってくるものが、コトバに、変換される瞬間に、ノオトに、書き記してみた。約5年間に、3000のコトバが来た。(私)自身にさえ、意味不明のコトバもある。
イメージが来たり、気配が来たり、奇妙な音信が来たり、声が来たり、映像が来たり、その形姿はさまざまである。
深層意識から、無限遠点から表層意識から(私)の中心から、来るものがある。
必ずしも(思考)のみではない。直観もあれば、五感もある。

無数のものが(私)を構成している。
(私)の中で、あらゆるものたちが、コトバとなって、現成する。(私)は、それらのコトバを、アフォリズム(箴言詩)と呼んでいる。
書いた本人も、それらのコトバを読むと、深く、考えざるを得ないものもある。
読者も、3000の、アフォリズムを読んで、共に、コトバを、生きてほしい。

芥川龍之介、萩原朔太郎、埴谷雄高、寺山修司、パスカル、カフカ等が愛用した、アフォリズムの水脈を、私は、受け継ぎたい。現代に再生させる。
未来へ、未知へ、未だ開かれざる存在たちへ、コトバを投げかけてみる。
(私)の宇宙が顕現するものと信じながら。

2014年6月 記

Category: エッセイ
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