Archive for ◊ 4月, 2014 ◊

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• 月曜日, 4月 07th, 2014
2901. ニンゲンは、何時頃から、何歳頃から、単なる声ではなくて、魂の声を聴き始めるのだろうか?一生、魂の声を聴かない(聴けない)人もいるのだろうか?
2902. (私)が生きているという、普通の実感から、何か、得体の知れない、途轍もないものが(私)を生きているという実感が生じるまで、随分と、時間がかかるものだ。(気付きのないまま、死んでしまう人もいるのだろうか?)
2903. 光とともに来るものがある。闇とともに来るものがある。一瞬のうちに、純粋直観でわかってしまう。コレだ!!と。(私)は宇宙だ!!と。
2904. (私)は宇宙エネルギーの一個の顕れである。それ以上でも、それ以下でもない。(私)は私自身であると同時に宇宙である。1であり、全体である。
2905. 空の色が、あまりにも青すぎて、青を超出して、青に見えなくなった。
2906. (私)が決定した(意思で)。本当に、そうであろうか?(私)を形成しているもの、囲続しているもの、それらの一切が(私)をして、決定せしめているのだ。60兆の細胞たちよ!!
2907. コトバで、(私)を追っても、追っても、引潮のように、遠くへ、退いてしまう。意識が無限速度に達した時、ええい、構うものか、跳べ、(無)へ。
2908. 幻でもよい、幻花でもよい、何かを見つづけなければ、生きてゆけない、3・11の被災者の日々である。
2909. 身体が衰弱し、ココロが折れて、次から次へと自死していく、3・11の被災者よ。現も夢もあるものか、生者は死者に、死者は生者に。
2910. ニンゲンは、色を、形を、見ているのではない。光の貌を見ているのだ。
2911. 似ている?何に?光に。あたり前だ。(私)も君も光から来たものだから。
2912. 歩いて、歩いていると、現成する(私)がある。
2913. 見る。転成する。ふたたび、見る。リアルに。すると、(私)が現成する。(井筒俊彦の声)
2914. 眼も狂う。視差ばかりではない。見るにも、次元があるからだ。
2915. 絶対リアルで見える人は、もう普通の”眼”には戻れない。
2916. 現。現れる。示現する。顕現する。現成する。見ろ。意味は、文字とともに、変わってしまう。
2917. ニンゲンの”無”と宇宙の”無”はまったく、異なるものである。
2918. 証拠は?科学の”無”と禅の”無”を比べてみよ。
2919. 宇宙樹(コズミック・ツリー)がある。信じられるか?見えるか?光に、闇に、見えたり、見えなかったり、無数の宇宙樹が存在している。
2920. 存在をコトバで開いてしまった、空海さんである。自心の源底に至って。さあ、行け、その位相へ。
2921. 人類が滅びると、竹と昆虫の世紀が来る。クマムシは、地上最強の生きものである。木でものない、草でもない、苔でもない、竹という植物の生命力。
2922. 文明が地球を汚染する。(文明=人間)地球のありとあらゆる資源を喰い尽くして、ニンゲンよ、自滅するのか!!
2923. 生命現象に、意味を与えたのはニンゲンだけであろうか?ただ、生きている、ただ存在している、ニンゲンは、そのことに、我慢がならぬ生きものである。
2924. (私)は私に我慢がならぬ。いったい、ニンゲンは、進化をして(変身して)何になりたいというのだ。
2925. 文字(文章)そのものが、声のように、波動をもつことは果たして、可能だろうか?いわば(波動の文字)
2926. 無から無へ(無→有→無)(私)も宇宙も同じ原理である。(21世紀の大発見であろう)
2927. (私)という物質は、もう一人の(私)という反物質と対である。つまり、存在している(私)は、常に存在しない(私)に支えられているのだ。誰が、どうやって、あの世や異次元を、反物質宇宙を、否定できよう。
2928. (私)が消えて、音になる。(私)が消えて、音楽がある。至高の体験であった。宇宙そのものと一緒になって、歌っている。参加している。そんな至福の少年時代があった。「昔の光、今何処!!」である。
2929. (私)の中心にも立てないのに、もう、人生の中央に放り出されていた。19歳。世間に、社会に、世界に、いったい、どうやって、生きていけばいいのか、白紙であった。
2930. 文字も、数も、コトバも、一切が教わったまま、実行された。(私)のものなど、どだい、何もなかったのだ。何時から、ヒトは、(私)のものと思いはじめたのだろう?
2931. 人類が死んで、動物が死んで、絶えて、「竹の世紀」が来る、誰のコトバだったのか、億年単位の時間の流れる音が聴こえて来るコトバだ。
2932. 「物になる」「竹になる」「魚になる」東洋の思考の形である。西洋の思考の形を超えている。
2933. なぜ、コトバは、絶対的な強度をもって人のココロを刺し貫くのだろう。
2934. 至高の時には(私)がいない。
2935. 12キロの道を歩いて、嫁に来た祖母は、鏡台が唯一の嫁入り道具であった。100歳まで、正座をして、朝・夕、鏡台にむかう女であった。
2936. 母の嫁入り道具は、風呂敷につつんだ尋常高等小学校の、成績書ひとつであった。オール甲の成績で、母親が、これしか持って行かせるものがないと、手渡したものだった。父の希望は、背が高くて、賢い女、母の望みは、子供たちを、大学に、学問の道にすすませることであった。身を捨てて、身を粉にしても。
2937. 私の妻の嫁入り道具は、ピアノであった。音楽に生きる娘であった。借家には、私には、立派すぎるものであった。
2938. ニンゲンは、絶えず(私)をしている!!現でも夢の中でも、意識は、絶えず、(私)を捉えている!!気絶でもしない限りは。
2939. (私)をなくしてしまうほどに、歩いて、歩いて、歩き続けると、照らし出された世界に、光景の中にあるものは、色も形もない、魂という存在ひとつである。
2940. (私)が手を振るのではない。さよならと、手を振っているのは、風景そのものであった。
2941. 他界の気配を感じた時はそのまま、上手く、消え去りたいものだ。何も残さず。
2942. 存在の窓口に起っている。朝である。
2943. 来るものと来ないものの汀に起つ。
2944. 見えるものと見えないもの、眼の、境目に起っている。
2945. 関係の結び目、節が見える。
2946. 未生の(私)を問う(私)。
2947. 鳥の声を見て、花の色を聴く。なんの不思議ぞ。
2948. 動いているから鎮まる水。(私)身体の中で。
2949. 眼を閉じる。闇が来る。そして、光が来る。光が見える。意識が消える。やはり、(私)は、光の子だった!!
2950. (私)が消えて、事物が消えて、一切がコズミック・ダンスそのものになっている!!