Archive for ◊ 5月, 2013 ◊

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• 水曜日, 5月 01st, 2013
2701. 書いたのは誰か?と問い、言ったのは誰か?と問い、「コトバ」とは何か?を考えると、「言葉」と「ことば」と「コトバ」の多様なものが見えてくる。コトバは、単なる、文字、記号ではなくなってしまうのだ。
2702. 「文字」を使用する。「声」を使用する。「コトバ」を使用する。言ったのは?聞いたのは?書いたのは?いったい、誰であろうか?と考えてみる。
2703. 来るもの、エネルギーである声。いや、声に変換されるあるもの。
2704. 数というものが消失してしまう地点で、存在というのも消去してしまう地点で、一切が結ぼれて。
2705. ものを書かない(書けない)、ものを読まない(読めない)、燃え盛る(知)で生きてきた人が、もう、話をすることもなく、沈黙へと滑り落ちて、そして、ただ、存在している。さようならの、サインであろうか?
2706. あらゆる交流というものが絶たれて、音信が消えていく、静かに。
2707. 新緑を巡って歩いていると、植物たちの、静かな知慧を覚知する。
2708. 見るとは、光のあらわれかたであろう。
2709. 闇は見るを消し去ってしまう。
2710. 原子が、素粒子があるのではなく、あらわれかたを見ているばかりだ。
2711. 色も、また、光とともに、時とともに、移ろっていく日々である。
2712. 木々にも、それぞれ固有の揺れかたがある。風を受けて。
2713. 人も、また、それぞれに、固有の揺れかたがある。
2714. 死ぬことの不思議は、もちろんのことだが、生れてくることも、ひとつの奇蹟である。
2715. 来た者は、去る者となる。もうすぐ、確実に、その時が来る。
2716. あるものがある、ないものはない。もう、そろそろ、いいだろう。そのように、見定めても。
2717. コトバが静かになってきたら、(私)も静かになるだろう。
2718. 大きな、強い、激しいコトバばかりで生きてきた人も、静かなコトバには勝てない。いや、勝ち負けもない。
2719. お互いに「正しい」と主張し合って、相手を、批判、批難、攻撃して、結局、争いに、終止符を打てない愚。
2720. 宇宙に、咲いて、輝いて、散る。一瞬のニンゲン、その意識に覚醒すれば、争いも、消せるものを。
2721. 風景を歩く、コトバは道の外にあるから。
2722. 一切は、変わる、歩く度に、移ろう、風景である。
2723. (私)も、また、ひとつの風景である。
2724. 苦が来る、楽が来る、道である。
2725. 小さな頂点へと、昇って、下りる、一日の波。
2726. 見ても見えず、聞いても聞こえず、語っても語られず、それでも(信)を実践するニンゲンであるか。
2727. 青葉若葉の季節となった。生命がぴちぴち反ねている。葬式も、日々、増えているが。
2728. 革命と隠遁。孔子と老子を惟う。可能性の人と不可能性の人であった。
2729. (私)を発見する。そこにだけ、ニンゲンがいる。
2730. 四月の風景は、歩く度に、音楽に転調する。
2731. 朝から大きな溜息をついて、眠るだけでは取れなくなった無数のシコリがあって。
2732. あれやこれやと点検しても、切りがなく、決断だけが鈍くなって、浮上する機会を逸してしまう。過齢であろうか。
2733. 何度でも、スタートを切れる年齢があった。もう、方向が見えていても、気が起ち上がらぬ。
2734. さようならと言ったり、言われたり。五文字の重さだけが、虚ろに響く。
2735. 本当のことは、言ってしまえば、ただのコトなり、言わなければ、秘密になる。
2736. 暗号化されたコードは、脳という器管にしかないのか?あるいは、腸官にも、胸腺にも遍在しているのか?
2737. 脳は、単に、来る音信を、受ける装置であって、やはり(私)が、コードそのものであるのだ。
2738. コトバ以前の声も、充分に、伝える音信である。
2739. 身振りが、コトバ以上に、ものを言うことがある。
2740. 食べれなくなる、歩けなくなる、話せなくなる、身につけた一切が消えていく。その時は、死ぬ時だ、自然に。
2741. あれだけ輝いていたニンゲンが、もう、光を放たない。何処へ行ったのかあれらの力は。
2742. 誤ちを犯しても犯しても、修正できる力がある。それが若さというものだ。
2743. 老いると、ひとつの誤ちが命取りになる。再生できない。風邪をひいたと。
2744. 「戒律」と「法」どちらも、ニンゲンが作ったものである。「法」は、ニンゲンが社会に生きる時、集団の秩序を乱さないための規則である。「戒律」は宗教者として、生きいくための規則である。
2745. ニンゲンの、最高の快楽は、宇宙を呼吸することである。
2746. 百兆年もすれば、我が地球も太陽も銀河も宇宙も、一切が消滅して、いつか来た(無)へと還ってしまう。もう、コズミック・ダンスを踊る舞台も生きものも、一切がない。
2747. 時空の蒸発した後は、虚時間の宇宙が、別の原理で始まっているか?
2748. どう考えても、おかしい、小さすぎる宇宙の年齢が百三十七億年というのは。二千億個の銀河集団にすぎないというのは。長い間、そう思っていた。ホーキンス博士が言ってくれた。宇宙は10の500乗個はある、と。ホッとした。無限個の宇宙!!ニンゲンの手が、宇宙にとどくのはおかしい!!
2749. 痙攣が来る度に、ひとつの思考が起ちあがる。
2750. (私)はコンタクトする。あらゆるものに。で、(私)の一日が出現する。
2751. 触るものが何であるのか、いつも、意識が、チェックをする。で、あれでもない、これでもないと、(私)は呟いている。
2752. これも良し、あれも良し、と思える日には、風景が(私)にやさしい。
2753. 歯痛が(私)の一日を変えてしまう。忌忌しいのは、いったい何だ!!
2754. 慣れることができない、習慣化できないから、”痛み”は、(私)を破壊する。いい(私)を消し去ってしまう。
2755. 生きる勝手が、まるで、わからなくなる、人生の途上で。ただ、歩け!!
2756. 学習した、習性と化していた、生きる規則が、まったく、役に立たなくなる、それは、恐怖であり、不可思議である。ただ、歩け!!
2757. 生きるスタイルと、存在のスタイルは、必ずしも、重ならない。裂け目がある。深淵に落ちないように。気をつけて。ただ、歩け!!
2758. 何度でも、何度でも、(私)に還ってくる、一日の朝が来るように。で、顔を確かめてみる。顔がどこかへ逃げていないか、と。
2759. (私)の中心にいるか、(私)の辺境にいるか、強気と弱気の現れである。ただ、歩け!!
2760. ”無”からの顕現。入口と出口の鍵である。
2761. 惑星の一回転を一日と呼ぶことに、慣れてしまったニンゲンである。銀河の一回転を、何と呼ぼうか?
2762. 宇宙と、ひとまわりしてきた者が呟いた。歩いてみれば、(私)は遍在していた。
2763. 在るとも無いとも断言できない、確率の中で、偶然、顕れてしまったニンゲンである。
2764. たった、(私)一人を始末できない。
2765. 身体の重さ、重力に合わせて、沈んでいく”私”。
2766. おーいと、遠くで呼ぶものがいる。無限遠点から来る音信!!解読できるのは、なぜか?
2767. まったく、ニンゲンは、何を考えだすかわかったものではない。超えてはならぬ一線を越えてしまうかもしれない。高次元へのジャンプである。
2768. 存在そのものの、在り様が、一瞬にして変わってしまう時、ニンゲンが猿を見ているように、何かが、ニンゲンを見ているだろう。
2769. 道具・機械は、ニンゲンの能力の延長であり、部分であったのに、何時の闇にか、その地位は、逆転してしまった。危機である。
2770. キューバ危機の、ケネディ大統領の選択は、正しい選択であったのだろうか?イラン戦争の、ブッシュ大統領の選択は、正しい選択であったのだろうか?殷の紂王は、亀の甲羅に、漢字を書いて、戦争、戦勝を占った。天の声を聴いた。三千数百年前のことである。ニンゲンは、進歩しているか?
2771. 光に反応することは、実に、シンプルな快楽である。特に、冬の、日溜りでは。
2772. 日々の、あれやこれやを、無用のものと見なして、取り去ってみると、いったい、何が残る?それが(私)だ。
2773. ニンゲンの必要は、そんなには、多くはない。他人が思っているほどには、多くはない。(私)を構成するのは、空気と、極く少量のもので、けっこうである。
2774. これ以上は、超えてはならぬ、と肉体が叫ぶ。痛みは、(私)の破壊への警鐘である。耳を傾けろ。
2775. 歩いているときには、思考を止めて存在の放つオーラーを浴び続ける。
2776. 宗教の宇宙は、ニンゲンと神・仏の宇宙である。科学の宇宙は、ニンゲンを無化して神も仏も非在と化す宇宙である。
2777. (無)から(有=時空=宇宙)が顕現した−その証拠は、終に、カミの存在をも、無化してしまった21世紀である。
2778. (無)から(有)は生じないと、信じていた時代が、妙になつかしい。
2779. ニンゲンはいつも、「正しい選択」を出来るとは限らない。だから、修正があり、やり直しがある。
2780. 風景も文体で変わってしまう。
2781. 機械を作ったニンゲンが機械に使われて一生が終る時代になった。
2782. 機械とニンゲン、能力の一点で、比較すると、”人間性”は奪われてしまう。
2783. 誤ちを犯すからニンゲンである。しかし、もう、二度と、取り返しのつかない誤ちが浮上してきた。
2784. 決定ができない。正しい、誤っている、と決められない時代である。さて、困った、ニンゲンに、選択する道はあるのか?
2785. Aでもない、Bでもない、ええい、Cにしておこうか。ニンゲンの手法。
2786. 速く、大量に、正しく、実行する機械。ニンゲンは、とぼとぼ、歩いている。右に左に揺れながら。
2787. 仕事は機械に、遊びはニンゲンに。機械は、決して、遊ばない。
2788. ニンゲンの仕事は、どんどんどんどん電脳機械に奪われて。インプットすれば、後は、遊んでアウトプットを待っている。ニンゲンの(考える)は、いったい、何処へ行ったのだろう?
2789. (考える)を考える機械が出現すれば、ニンゲンの特権が消えてしまう?
2790. 手に負えないのは、天変地異ばかりではない。原爆も原発も機械も、ニンゲンが、コントロールできなくなりつつある。
2791. アインシュタインの脳を、そのまま、コピーした機械は、ニンゲンか機械か?
2792. ニンゲンは、遺伝子による、子供の誕生以外に、もうひとつの”誕生”を創り出しつつある。
2793. ”無限”の前でも、”無”になれないのが、ニンゲンである。
2794. もう、日常には、(私)を刺戟するものがなくなった。さて、逝くか、クラインの壺と化して。
2795. 離合集散!!コレハ、ニンゲンノコトカ ソンザイノコトカ?
2796. マルデ、方角トイウモノガ、ナクナッテシマッタ。東西南北、前後左右上下。揺レテイル。揺ラギノ波ダケガ在ル。
2797. 歩行ノ消滅ハ、ニンゲンの消滅トナル。
2798. 明日、人類ガ滅ビルトモ、ニンゲンヨ、今日ハ歩ケ。
2799. 今日ノ花ヲ、今日摘ム。
2800. 吃ラナイト、考エラレナイ。ソレガ、考エル自然デアル。